DVとは?

家庭の中で起こる暴力の問題

DVをなくそう。

DVをなくそう。


外から見ると幸せそうな夫婦だったのに、突然離婚をして驚かされるというケースがあります。
離婚に至った原因を聞いてみると、夫または妻からのDVに耐えられなかったという声がよく聞かれるものです。
DVとはドメスティック・バイオレンスのことで、ドメスティックとは「家庭の」と日本語に訳することができてバイオレンスとは「暴力」と訳することができることから、家庭内暴力という意味になります。
あくまでもDVは夫婦間に起こる暴力の問題ですが、これを見ていた子供にも将来影響を与える可能性があることから、社会的に大きな問題として取り上げられることが多いです。

DVは家庭内で起こる問題なので、外にはあまり知られていない可能性が高いことが問題になります。
顔に殴られたような大きなあざがあればDVが発覚することもありますが、お腹などの目立たない部分を集中的に殴られていたり、言葉の暴力で精神的にダメージを負わされているような場合は外部にわかりにくいものです。
本当は誰かに相談したくても、家庭の事を他人に話すのは気が引けると思うほど相談できずに一人で悩みを抱え込む方が多いです。
できるだけ早くSOSを求めて、解決策を探ることが大切です。

参考:いわゆる”ドメスティックバイオレンス(DV)”とは

DVが与える影響

DVはいろいろな形として配偶者に暴力を与えます。
夫から妻への暴力として多いのが、殴ったり蹴ったりする暴力です。
事あるごとに先に手が出てしまうタイプの方はDV加害者になりやすい傾向があります。
被害者は怪我を負わされるだけでなく、時には死に至るケースも珍しくありません。
日常的に暴力を振るわれている場合は、いつか行動がエスカレートする可能性も考えておく必要があります。

怪我を負わせるような暴力だけでなく、言葉で相手を攻め続ける精神的な暴力も引き起こされる可能性があります。
毎日のように言葉の暴力を受け続けることで、反論する気にもなれず一種の洗脳を受けた状態で相手の言いなりになってしまいます。
自分の存在価値がわからなくなり、無力感だけが残される結果になりかねません。

お子さんがいる家庭では子供にまで影響を与える可能性があります。
実際に子供に手を出しているわけではなくても、自分の父親が母親に対して暴力を振るっている様子を目にすることで心に大きな傷を負ってしまいます。
DVが日常的に行われていると、これが当たり前のことだと理解してしまい、将来大人になって結婚をした時にDV加害者になる可能性があります。

このようにDVが家庭内に与える影響は計り知れません。
幸せな結婚生活とは程遠い不幸な結婚生活になると考えてください。
被害を最小限に食い止めるためには、早い段階で解決することが大切なのです。