余興なしの披露宴の流れ

余興なしの披露宴の流れ

余興の無い場合の披露宴内容

披露宴では余興を行なうのが当たり前と思う人もいるかもしれませんが、中には余興無しの披露宴を行なう場合もあります。
余興は場を和ませ盛り上げる目的で行ないますが、余興を行なわずその他の事を行ない親睦を深めるという方法もあります。

・歓談の時間を作る

披露宴出席のゲストの意見として、新郎新婦と話す機会を多く取りたかった、ということもあります。
ゲストは多方面から来ますので、特定のゲストだけが新郎新婦と話すというのは難しいものです。
お開き以外の時間にも、一緒に写真を撮影したりドレスの感想を伝えるなど、行いたいと思うものです。

各ゲストとの写真撮影の時間を作る、テーブルフォトなど写真撮影と歓談を兼ねた演出を取り入れるなどの方法があります。

・食事をゆっくり楽しむ

余興を行なうと、どうしてもそちらに注目を向け、食事の手を止めないとなりません。
余興の前後は準備などで会場がざわつくこともあります。
このために、余興の代わりのBGMを流してゆっくり食事する時間を作る、写真を会場全体で見れるようにして、食事も同時に楽しめるようにする、などがあります。

余興無しの披露宴にする理由

・おもてなしをする

披露宴は文字通り交友関係を披露する意味合いがあり、有力者や芸達者な人物をかつては招いていました。
ゲストが手持ちぶさにならないようにという意味もあり、冗長にならないようにアクセントをつけていました。
しかし、最近では招待ゲストへのおもてなしを重視する人も増えています。

なにがなんでも余興をという新郎新婦も減っており、依頼できる人が見あたらなければ余興無しにする場合もあります。
お色直しを合間に入れると、披露宴の時間はぎりぎりになり、その中で余興を入れるのは厳しいという場合もあります。

・ゲストへの配慮

余興をお願いすると、そのゲストは出番が来るまで緊張し、食事どころではないかもしれません。
そうでなくても出番が終わるまでは気持ちが落ち着かないものです。
余興があるためにゲストが楽しめないとなるならば、余興なしとする場合もあります。

・進行上の問題から

時間がなくなった場合は、一番最初にカットするのが余興です。
そのような披露宴を行なうときに時間が少なくなれば、せっかくゲストに余興をお願いしても申し訳なくなります。
しかも時間がなくなったので、余興は行ないませんでは、ゲストに失礼です。
そのようなことを起こさないためにも、最初から余興無しとするのが無難かもしれません。

また余興を行なうにしても準備をしなければならず、時には何かお金をかけて用意しないとならない物もあります。
そのために、わざわざお金を使うならということで、余興無しとする披露宴もあります。