忘れ物が多い子どもへの改善策

忘れ物をする原因

人間であれば、忘れることもあるので、忘れ物をすることもあります。
しかしそれが、通常よりも多いとなると、何か対策を取る必要があるかもしれません。
忘れ物の多い子供は、集中力が散漫になりやすい、または他の事へ興味が移りやすいということがあります。
特に子供であれば、いろいろな事に興味を持つので、集中しにくいことも多いです。

忘れ物の多い子供にはいくつか特徴があります。
整理整頓が出来なく、ランドセルの中や、机は物であふれていることが多いです。
また他人の話も集中して聞かず、親の話も聞いているようで聞いていない態度を取ります。
また学校や習い事の準備でも特徴があり、準備をしているのに、途中で投げ出し、他の事をすることが、気が散りやすい子供です。

自発的な対処は効果がない

忘れ物をすれば、困るのは本人ですが、困れば次からは対処して大丈夫だろうという考えは、いつまで経っても改善しません。
忘れ物が多いと、周囲の人間から、また忘れたのなどと否定的な言葉を多く投げかけられ、自然と自分を否定してしまいます。
忘れ物が多くなれば、自分から忘れたと言いだしにくくなります。
このようなことから、忘れ物をすることに対し否定的になり、忘れ物をなくすよりも、出来るだけ隠す方法を考えるようになるのです。

また忘れ物が多くなれば、周囲もまた忘れたのかと、いつものことだと受け流します。
周囲が忘れ物をした事に対し、受け流すので、本人も改善しようとは思わないのです。
さらには、忘れれば誰かに借りればいいとなることもあり、そうなると余計に忘れ物をなくそうとはしなくなるでしょう。

生活を見直す

まずは、基本となる生活を見直してあげましょう。
毎日忙しく余裕無く生活していると、忘れ物も多くなります。
朝準備で忙しくばたばた余裕がないならば、少し早く起きるようにしましょう。
身支度を整えた後は、一度忘れ物がないかどうか、確認する時間を作ってあげます。

家の中に物が多く、乱雑になってるのも、忘れ物を多くする原因です。
子供だけだと整理整頓を行えないこともあるので、親が手伝ってあげましょう。
それぞれの物は、片付ける定位置を決めておき、一カ所にまとめて片付けられるようにします。
たとえば学校で必要な物を、整理する棚を用意するなどです。

生活の中では、親が忘れ物をしてはいけないことを教えないとなりません。
子供が悪いことだと思っているだろうと親が勝手に思うと、意外に子供は理解していないこともあります。
忘れ物をすると、逆に悪いことだと痛感し、言い出せない子供もいます。
そのような場合は、親が次から忘れないようにしよう、と子供をフォローしてあげましょう。