子どもを叱る際にやってはいけないこと

正しい叱り方

子供は悪いことをしても、それがなぜ悪いことか理解していません。
中には、興味本位で悪いことをするような子供もいます。
そのために、親が子供を叱るにしても、頭ごなしに気持ちに任せて怒鳴るのではなく、なぜ叱るのか理由を説明しないとなりません。

何々しなさい、何々するな、などという一方的な感情の言葉は、叱るのではなく怒りでしかありません。
叱るならば、子供の目を見て、コミュニケーションの一環として叱るようにします。
たとえば、料理をしながら叱るのではなく、子供の目を見て、1対1となって叱るのです。

そして叱る理由を子供に話します。
玩具を片付けなければ片付けないと怪我をする、誰かを叩いたりするならば叩くと痛い思いをする、というような理由を話します。
出来るだけプラスの理由で話した方が良く、早く寝ないなら、寝ないと次の日が辛いから、これよりも早く寝ると沢山成長できるから、というように話します。
このために、叱るにしても、一度叱る言葉を考えてみる必要はあるかもしれません。

間違った叱り方

・感情にまかせる
馬鹿野郎、悪い子だ、などという感情にまかせた叱り方は、親が怒っているにすぎず、叱ることにはなりません。
子供にとっても不安を受け付ける言葉であり、ストレスを抱えて、情緒不安定になることもあります。
場合によっては親の八つ当たりにしかならないこともあるので、注意すべきです。

・子供の言い分を聞かない
子供の行ったことに対しては、時には子供の言い分もあるかもしれません。
親が一方的に叱る、兄弟と比べて決めつけて叱るなどのことはしないようにしましょう。

・くどくど叱る
くどくどといつまでも叱るのは、親の意図や気持ちが子供に伝わりません。
出来るだけシンプルで、わかりやすい言葉で叱ってあげましょう。

・両親二人で叱る
両親二人で一緒になって叱ると、子供の逃げ場がなくなります。
理想は片方が叱って、もう片方の親はフォローすることです。
どちらかがフォローできない場合は、片方の親だけで叱るようにして、もう片方の親は言葉を挟まないようにしましょう。

・誰かと比べる
誰かと比べて叱っては、その子を嫌いになるばかりは、自分は劣っている人間だと内向的なります。

・子供の人格を否定する
生まなければ良かった、学校で最低の人間だ、などと子供の人格を否定するようなことは言ってはいけません。
出て行きなさいなど引き離す言葉も良くなく、子供の心は深く傷つき、場合によってはトラウマになってしまいます。

・違うスタンスを取る
今日言ったことと昨日言ったことが違う、兄弟に対し、それぞれで対応が違うなどは良くありません。
また昔のことを持ってきて、終わったことを言っても仕方が無く、子供は嫌な思いをするだけです。