夫がEDの時の妻の支え方

夫がEDの時の妻の支え方
夫がEDの時の妻の支え方

EDとは何かを理解する

結婚後、パートナーと一緒に幸せな生活に築き上げていきたいもの。しかし、その生活を妨げる要因に「ED(勃起不全)」が挙げられます。
EDは性医学会議(ICSM)では、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続、再発すること」と定義しています。

実は、EDで悩む人は男性だけではありません。彼氏や夫をもつ女性も、EDで苦しむパートナーの姿はみたくありませんし、お互いに愛を表現したいはずです。
そのため、EDはデリケートな問題であるがゆえに、解決の一歩がなかなか踏みだせない人も多いのではないでしょうか。

病症に軽度や重度と差はあるものの、EDを患う男性は多く、実際20~30代という若い年齢でも「7人に1人」の男性がEDに関して悩みを抱えているほどです。国民病とも言える花粉症でさえも、5人に1人程度の割合で発症していることを考えると、EDの発症率もかなりの高さと言えるでしょう。

その発症率の高さとは裏腹に、EDは原因を特定するのが極めて難しい病気ともいわれています。これは、生活するうえでたくさんの要因が絡んでおり、何が原因なのかが分かりづらいためです。

例えば、加齢の影響で身体の機能がうまく働かなくなるというものがあったり、ストレスによるプレッシャーが、EDに起因する場合もあります。
仕事やプライベートで、ストレスは誰でも受けますので、中高年だけでなく若い層にもED症状が現れることがあるのです。

このように、EDの原因を特定しようとしても、さまざまな要因がありますので、すぐに原因を特定することは難しいのです。

ED治療を一緒に支えてあげる

男性は自分がEDであると分かった場合、EDに対して、恥ずかしい気持ちを抱いたり、プライドが傷ついたりします。
また、パートナーに申し訳ないと思う男性も多く、現実をうまく受け止められない心理的理由もあり、EDと積極的に向き合おうとしない男性は多いのです。

しかし、そのままの状態ではいつまで経ってもEDは改善されませんので、悩んでいる男性に少しずつ励ましやED治療に前向きになれる言葉をかけましょう。
男性側だけの問題ではなく「私たち夫婦の問題」と伝え、少しでも男性を前向きにさせるのがポイントです。

パートナーがED治療に前向きになったら、病院やクリニックなどの医療機関を訪ね医師に相談しましょう。
ED治療は主に薬の服用を行って、症状を改善していく流れになります。