離婚とは?

法律上の夫婦ではなくなる事

これも、前にすすむため

これも、前にすすむため


結婚をする際には婚姻届にサインをして、大喜びで役所に持参したという方も多いはずです。
婚姻届を提出する意味は、新たに戸籍を作り家庭を築くという意味があります。
夫か妻が新しい戸籍の筆頭者になり、筆頭者の姓を名乗ることで婚姻関係が成立します。
これが法律上、夫婦となった証となるのです。
婚姻届を提出していないけど一緒に生活をして生計を共にしているという事実婚や、内縁関係にある場合は法律上夫婦と認められません。

晴れて法律上夫婦になった二人は、やがて子供を産み育て、子供が独立した後はまた二人で仲良く暮らすというのが理想的な夫婦のあり方ですが、何らかの理由で夫婦のあり方に疑問を抱いて別れを選択する夫婦もいます。
婚姻関係を続けながら別居生活を続けるケースもありますが、完全に夫婦関係を断ち切って他人に戻りたいという場合には離婚という選択肢しかありません。
離婚とは、法律上の夫婦ではなくなる事を言います。
結婚をした際に新しく作った戸籍から、筆頭者ではない夫あるいは妻が抜けることで離婚できます。
離婚をするためには離婚届を役所に提出しなければいけません。

参考:離婚とはどういうことでしょう

離婚は最後の選択肢にしましょう

夫婦が離婚を決意するまでには様々な事情があったことだと思います。
例えば夫が若い女性と浮気をしたことが発覚し、どうしても許せないから離婚をしたいと思っても、まだ小さな子供がいる場合はそう簡単に決断するのは難しいはずです。
現実問題として、子供を育てるためにはお金が必要です。
果たして本当に一人で育てていけるだろうかと考えると、自信がないから子供のためにも別れるのは思い留まろうとするはずです。
子供にとってはどんな事情があっても父親であることには変わりありません。
実際には夫として愛情が無くなっていても、法律上の夫婦という関係を続けながら、実際には別居をして他人として生活しようと考える方もいます。

もちろん、きれいさっぱりと夫の事は忘れてしまい、しっかり養育費と慰謝料を夫と浮気相手からもらって、子供と新しい生活を始めようという考え方も良いです。
でも、簡単に離婚を決意した事を後悔する時がやって来るかもしれません。
離婚はあくまでも書類上のものであるため、決断を急ぐ必要もありません。

離婚に至るまでには大変な道のりも

離婚届さえ役所に提出すると、あっけなく離婚が成立してしまいます。
あまりにも簡単なことで拍子抜けするかもしれませんが、離婚届を用意するまでに時間がかかる場合もあります。
夫婦のどちらかが離婚に同意しない場合は離婚届を提出できないからです。
二人の話し合いだけで決着が付かない場合は、家庭裁判所に判断を委ねる結果になる場合もあります。
それほど結婚という事実は重いものであり、離婚はもっと重大なものだと理解してください。