長年一緒に暮らしていても愛想が尽きる
結婚生活が10年、20年と長くなるほど夫婦間の絆が強くなると思っている方も多いですが、逆に絆が切れてしまう夫婦が増えています。
最近増えているのは熟年離婚で、団塊の世代が定年を迎えて家にいる時間が増えたことで熟年離婚が増加しているという説もあります。
熟年離婚を決断するのは、妻の方が多いと言われています。
夫にとっては、ようやく仕事を引退して妻とゆっくり老後を過ごそうと思っていたのに、離婚を切り出されるだなんて寝耳に水だ!との意見もありますが、妻としては長年我慢し続けてきてようやく踏ん切りがついて離婚を決意できたとの意見が多いです。
熟年離婚に至った夫婦の話を伺ってみると、結婚生活でどんな事に注意するべきかが見えてくるようです。
参考:熟年離婚の原因・理由として主なもの9つ
若い頃から我慢し続けてきた!
結婚した当初は確かに夫のことを愛していたはずなのに、いつの間にか夫の存在が生活費をくれるATMとしか思えないと感じている妻の意見が多いです。
愛情がなくなってしまった原因として多いのが、自分勝手な行動が多すぎるとの声が多く聞かれます。
とにかく自分の意見が通らなければ気が済まない、ギャンブルが大好きで浪費が激しい、若い頃は浮気を繰り返していた、子育てに全く協力しなかったなどの意見があります。
本当はもっと早く離婚をしたかったけど、子供のことがどうしても気がかりだった、経済的に一人でやっていけるのか不安だったなどの理由で、若い頃には離婚を思い留まった経験がある方がとても多いです。
夫に対する愛情がなくなった頃から、とにかく生活費さえ入れてくれるならどうでも良いと割りきって考えられるようになり、とにかく我慢し続けようと頑張ったものの、夫の定年をきっかけに我慢の限界に達して離婚を決めているようです。
介護なんてまっぴらです!
熟年離婚に至る原因にあげられるのが、介護をするのが嫌だったからと言う意見もあります。
介護をする相手が夫自身である場合もありますが、夫の両親を介護するのが嫌だという意見がありました。
若い頃から意地悪ばかりしていた姑が、いよいよ年には勝てずに介護が必要になった時に、どうしてあんなに意地悪ばかりしていた人の面倒を見なければいけないの?と理不尽さを感じて介護を拒否するケースがあります。
同じように若い頃は浮気をしてばかりで浪費癖があり、家にも寄り付かずに好き放題で苦労ばかりかけてきた夫が病気で倒れて介護が必要になった場合に、今さら私に介護をしてくれだなんて虫が良すぎるでしょうと離婚を突きつけるケースもあります。
言葉が悪いですが、若い頃に苦労をさせられた復讐として熟年離婚に至るケースもあるのです。
このように様々な理由で熟年離婚に至っている夫婦が多いことから、あなたも改めて夫婦間の関係を良好に保つように心がけてはいかがでしょうか。