お風呂で大泣きしてしまう

子供がお風呂に入りたがらないときは

子どもをお風呂に入れようとすると嫌がる、髪を洗うと泣いてしまうなど、お風呂にまつわる大変さと戦っている親御さんはたくさんいます。
お風呂は毎日のことですので、子どもがお風呂を嫌がると大変です。

大人にしてみれば「どうしてお風呂に入りたくないんだろう」と理由が分からないことがあります。
ですが、入りたくないのにはその子なりの理由があるかもしれません。
コミュニケーションができる子どもなら、ぜひ理由を聞いてみるようにしましょう。
何が嫌なのか、どうすればもっと楽しくなるのか、子どもと話し合いながら対処することで共同プロジェクトのようになって、子どもなりにがんばろうと思ってくれる可能性があります。

視点を変えて言えば、子どもは目の前の興味や今している行動がすべてなので、予定を立てて次々と切り替えるという大人のような切り替えがうまくいきません。
この問題に立ち向かうためには、お風呂に入る前に2~3段階に分けて、心の準備させてあげるのがおすすめです。

第1段階では、「時計の針がここに来たらお風呂ね」と少し先の予定を伝えます。
その時間になっても嫌がるようであれば、第2段階として5分から10分を目安に待ってあげます。

それでもどうしても動かないなら、第3段階としてどれだけの時間を待ってあげたかということを話します。
こうすることで、親が頭ごなしに怒っているのではないことが伝わるので、親への信頼感をもってもらうことができます。

他にも、乳幼児がお風呂を嫌がるのはお風呂が熱すぎるという経験をしている場合もあります。
小さな子どもがちょうどいいと感じる温度は38〜40℃の間ですので、熱すぎるお湯や長時間湯船に浸かることで気分が悪くなるなど、お風呂への苦手意識ができてしまう可能性があります。

上手にシャンプーするには?

子どもたちにとっては、目をつぶっていても水が入って来るという恐怖感があります。
水を嫌がる子どもには、タオルを使うのもひとつの方法です。

乾いたタオルをおでこ周りに巻いておいてあげると、シャワーの際に水が顔に流れ落ちるのを防ぐことができます。
可能なら自分でタオルを持っておくことで、恐怖心が和らぐことがあります。

生まれたばかりの赤ちゃんの場合、生後2~3ヶ月の間はやや脂っぽいため定期的に洗って清潔を保ってあげましょう。
1~2歳まではベビー用シャンプーを、3歳以降は弱酸性のシャンプーを使うとよいでしょう。
肌に刺激を与えないようよく泡立てて洗うことも大切です。

お風呂後のケアはどうしてあげればいい?

赤ちゃんの皮膚は大人の半分以下の薄さと言われていて、少しの摩擦でも炎症を起こしてしまいます。
生後4カ月くらいになると、それまでと体質が変化して、ホルモンがなくなることで皮脂の分泌量が減り肌がすぐに乾燥してしまいます。
そのため、赤ちゃんのお風呂後には肌の保湿がとても重要になります。