子どもが約束を守らない場合の対処法

束縛されていると感じる

子供が家庭の中で育ち生活をするには、親の援助が必要であり、親の元で生活をしていきます。
親元から離れて一人暮らしを始めた社会人とは違い、どうしても守らないといけないことは出てきます。
どの家庭でも、子供は門限や勉強時間など、決まりはあるでしょう。

しかし子供にとって家庭での決まりは、自由を妨げる障害となり、いつも守るとは限りません。
子供にとっては、決まりごとは押し付けられている、束縛されているという気持ちが強く、そのために決まりを守りません。
まずは、子供にどうして決まりを守らないといけないか教えましょう。

決まりを守るのは、自分の将来を開くため、自分の命を守るため、そして周囲に迷惑をかけないためです。
社会に出れば、当然ともいえる決まりごとを守るための訓練にもなります。

守れる約束を作る

子供が約束を守るならば、子供自身に、勉強やゲームなど、どのようにしていくか決めるのが一番です。
親が毎日2時間勉強しなさいと言っても、子供には多すぎる時間に感じるかもしれません。
それならば、子供に1日どれぐらい勉強するか決めさせるのも良いです。
ただし、子供自身で決めると、1日15分など、親が納得できない時間にしようとするかもしれません。
最終的には、子供と親で話し合い、妥協できる決まりを決めるのが良いでしょう。

一度決めた決まりは、守らせるようにすべきですが、守らない場合は、周囲や自分に不利益があることを教えましょう。
また時には、子供に率先して決まりを守らせるだけでなく、親も介入する必要があるかもしれません。
時間以上にゲームをするならば、親がスイッチを切る、無理にでも机に座らせて勉強させるなど、強制的にしないといけない部分もあるでしょう。

罰を与える

約束を守らなかったときは、親は子供に罰を与えるべきです。
しかし怒鳴ることや叩くような、暴力での罰は避けるべきであり、他の方法の罰を与えましょう。
たとえば、勉強せずゲームを何時間もしたならば、次の日は一切ゲームはさせないなどのことです。
最初から決まりごとを決めるときに、約束を破ったらどうするか決めておくのも良いでしょう。

中には罰を与えると、罰せられないために約束を守る、いつも罰におびえてびくびくした子供になりそうだという意見もあります。
しかし世の中に出て社会人として生活すると、守らなければいけない決まりは多数あり、そのような規則を破れば罰せられます。
罰を与えることは、子供のころから、社会に適応して生活するための訓練ともいえます。
また罰を受けることは、自分が批判されても、批判に対する耐性を付ける訓練にもなります。
子供に対する約束は、親が一緒になって、相手を思う気持ちを養う大切なことでもあります。