家事で苦しんでいる夫は多い
最近になって家事のハラスメントを意味する、「家事ハラ」を、テレビやインターネットで見かけることが増えてきました。
家事ハラの対象者となるのは、家事そのものが苦手、もしくはまったく経験がない相手となるので、基本的に妻よりも夫のほうが多いです。
夫が家事ハラで苦労してしまう大きな要因は、そもそも「家事がなんなのかを理解できない」からです。
男性の中には、今でも家事は女性がするもの・・・と思い込んでいる人はいますし、そんな男性ほど家事ハラに悩まされることが多くあります。
主だった家事ハラをピックアップしていくと、料理、洗濯、育児などが該当します。
女性の場合は独身時代から体験しているものが多く、そのため、家事ハラに悩む男性の心がわからない・・・ケースも珍しくありません。
また夫の場合は労働時間も意識して、家事ハラ解消の取り組みをスタートさせたほうが良いでしょう。
仕事というのは、仕事をしている時はあまり体調が気にならず、休日に突入すると、急に体調が気になるようになりやすいです。
なので体調が悪いことを訴えてきた場合は、下手に家事ハラになるような対応を取らないほうが良いでしょう。
その他の家事ハラの対処法では、難しいことを1人でさせないのも重要です。
家事がどれほど大変なのか・・・、こちらを理解させる目的で複数の家事を押し付ける、もしくは難しいことをさせてみる妻はいます。
ですが、これらの対応でミスしてしまうと、場合によっては使用している機器などを破損させてしまう、怒られることが多くなるので、家事ハラに苦しむ夫がいるのです。
そのため家事ハラを避けたい場合は、「ゴミ捨て」、「部屋の掃除」を最初に覚えさせると良いでしょう。
ゴミ捨ての場合、すでにゴミ袋がまとまっていることのほうが多く、ごみ収集日にゴミを出すだけで作業が完了します。
ゴミ捨ては力作業が多く、その影響で男性として頼りにされているという気分を味わえます。
そのため家事ハラも意識した家事になるのです。
部屋の掃除の場合は、掃除機をかけるだけで問題ない・・・と伝えておきましょう。
基本的に窓拭きもさせるのは良くありません。
様々なスプレーを勝手に使用してしまうケースもありますし、臭いや汚れを気にするようになって、家事を嫌がることが多いからです。
現代の男性は想像以上に清潔感を大事にしているので、家事ハラを意識する際は、あまり汚れないで済むものからスタートさせたほうが賢明と言えます。
家事はシェアを意識することが大事
どうしても家事ハラが良くならない場合は、「第三者の力を借りる」のも正解です。
第三者の力とは業者のことで、業者のサービスにはミスらしいミスがありません。
なにより「思いやりのある家事シェア」となり、家事ハラに対する嫌悪感が薄れていくのも良いです。