離婚に繋がる過度な心理的依存

離婚に繋がる過度な心理的依存

心理的依存って何?

心理的依存とは、配偶者へ過度に依存しすぎてしまう状態を指します。
これは結婚しているから相手を干渉しても良いという甘えからくるもので、精神的に自立できていないサインと受け止めることもできます。
この状態が続くと熟年離婚のリスクが高くなってしまうため、注意しなければいけません。

互いを干渉しないことが大切

夫婦間での心理的依存では、互いの交友関係に対して干渉するケースが少なくありません。
夫婦でも、お互いにあまり干渉されたくない領域は持っているものです。
特に交友関係に関しては、配偶者からあれこれ指図されたくないと感じる人が多い領域なのです。

夫婦は結婚するまでは全く異なる環境で生活していたわけで、結婚という共同生活を始めたことによってさまざまな部分に不満を感じることはあるでしょう。
そうした不満をすっきり解消できるのが、配偶者とは全く関係ない友人との交友なのです。
反社的な宗教にはまっているとか不倫をしているなどの場合は別ですが、そうでなければ、基本的にはお互いの交友関係に対して干渉するのは控えたほうが夫婦生活を長く続けやすくなります。

一人になる時間を持つこともおすすめ

何が夫婦円満の秘訣になるかは、夫婦によって異なります。
共通の趣味を持つことが秘訣だと感じる人は多いですが、必ずしも共通の趣味を作ることが夫婦円満につながらないケースもあることは理解しておきたいものです。
特に高齢になってから夫婦円満のために共通の趣味を持つ場合には、どちらかがわがままを言って相手のストレスを増やしてしまうリスクがあるため注意が必要です。
長年連れ添った夫婦だから、何を言っても許されるという甘えから生じる夫婦間のトラブルともいえるでしょう。

共通の趣味を持つ場合でも持たない場合でも、夫婦円満の秘訣は、精神的に自立しお互いに必要以上に干渉しないことです。
気が向いたら一緒に趣味を楽しむことは、決して悪いことではありません。
しかし、義務感から同じ趣味に努めたり、相手のわがままを受け入れる必要はありません。

もしも共通の趣味を持たない場合、ひとりになる時間を作るという方法はいかがでしょうか。
わずかな時間でも一人になることで、日々のストレスや干渉から解放されます。
可能なら、自宅にそれぞれが一人になれる空間を作るという方法も良いでしょう。
四六時中顔を合わせていると、どんなに仲が良い夫婦でも息が詰まって文句や県が増えてしまいます。
そうならないための工夫をすることもまた、心理的依存の予防策となるでしょう。

お互いに程よい距離感を意識して確保することで、シニアになっても仲が良い夫婦中を維持できます。
また、それぞれに生活のリズムがあるならそれを尊重することもおすすめです。