義理の兄・姉との付き合い方

適切な距離を保つこと

結婚後、配偶者の兄弟姉妹との付き合い方に戸惑う人は少なくありません。
義理の兄弟姉妹との付き合いに難しさを感じるポイントの1つは、自分と相手の実年齢に関係なく兄弟関係(上下関係)が存在することです。
たとえば義理の姉に当たる人が自分より年下だと、と複雑な気持ちになる人もいます。

義理の兄弟と上手に付き合うには、「適切な距離を保つ」「気にしすぎない」などのコツを抑えることで、少し気持ちが楽になることがあります。
実際の自分や相手の年齢に関係なく、相手を目上の人として扱うことが大切です。
敬意のある態度を持ちつつ適度な距離感で接することで、そこまで親しい関係にはならないものの、逆に不必要な衝突やトラブルを避けやすくなります。

気を使って親兄弟の近くに家を探す、なんていう状況もあり得ますが、そうすると適度な距離感を保ちたいという意思表示にはなりません。
義理でも兄弟姉妹になるのだから、自分の実際の兄弟のように親しくならないと、と意気込んで疲れてしまうよりは、最初からどの程度距離を縮めるか関係性の目標を立てちょうどよい距離感をキープするようにしてください。

気にしすぎないようにする

義理の弟や妹、特に同性の義理の兄弟は、新しく家族に入ってきたあなたのことが気になるかもしれません。
そのため、相手からどう思われているか言動が心配になりがちです。

とはいえ、夫と妻の間の関係性やコミュニケーション、子育ての方法など、それぞれの家庭でやり方が違うのは当然のことといえます。
そのため義理の兄弟姉妹の反応や意見を気にしすぎると、衝突したりイライラが募る原因にもなりえます。

義理の兄弟との関係性では、どう思われていてもいいかと少々開き直れるように考え方を調整しましょう。
とはいえ、義理の家族には関わられたくないと極端な秘密主義は逆効果になりかねません。
たまには相談や報告をすることで、ある程度オープンな関係を保つことが上手にやっていく秘訣です。

言いづらいことは配偶者を通じて

義理のお兄さんやお姉さんに何か言いたいと思っても、直接言うことができない場合もあるでしょう。
そういう場面では、配偶者にお願いして配偶者から本人に言ってもらうといいでしょう。

例えば義理のお兄さんに何か文句を言われても、お兄さんの方が目上のため反論や意見を言うことが難しいというケースが考えられます。
どうしても譲れないことがある場合は、配偶者に相談して配偶者から話してもらう方が楽な場合が多いです。

とはいえ、あまりにも頻繁に配偶者にお願いすると嫌がられてしまうでしょうし、相手も言われることに慣れっこになってしまい効果が薄れる可能性があります。
どうしてもこれだけは譲れないと思った時だけ実行するようにしましょう。